初めて読む漫画家、スエカネクミコ
本屋で見かけた『放課後のカリスマ』。著者のスエカネクミコは初めて聞く名前だ。ネットを検索してみると、カプコンの人気ゲーム『逆転裁判』のキャラクターデザインを担当した同社の元社員。
設定がおもしろい!
ストーリーは、歴史上の偉人や英雄、天才などのクローンが通う学園で繰り広げられる。
この設定のおもしろさに引かれて、思わず買ってしまった。
ナポレオンやエリザベス1世、ナイチンゲールにキュリー夫人、一休さんやヒトラーまで登場するのだ!
サンライズがアニメ化しそうな、胸が高鳴るキャラが盛りだくさん!
といっても、たとえば一休さんはアオッパゲの小僧でなく、左右非対称のオシャレな髪型をした眼鏡男子。学園ドラマなので登場人物はティーンで、そしてスマートに描かれている。
21世紀になって作られたアニメの『ガンダム』シリーズや、『コードギアス 反逆のルルーシュ』みたいなキャラが出てくる、といえば分かりやすい。
正直、私はそういった美しい可愛いカッコいいキャラ盛りだくさんの作品は苦手なのだが、1巻を読んでおもしろいと感じたので、しばらくフォローしようと思う。
読者は主人公に感情移入して学園生活をエンジョイ♪
主人公は、学園の生徒唯一の非クローンされる少年、神矢史良(かみや しろう)。彼は教師のひとり、神矢先生の息子だ。
史良はほかの生徒に好かれたり、嫌われたり、良くも悪くもストーリーの中心にいる。まあ主人公なので当然なのだが。きっと彼は、当たり前にクローンではない読者の分身でもあるのだと思う。
読者は、史良を通して美しい可愛い女の子たくさんの学園生活を楽しんだり、カッコいい男友達と友情をはぐくんだり、ナゾの多いストーリーを解き明かしたりする。
才能あふれるクローンと言えど持つ十代の危うさ
クローンたちは、偉人、英雄、天才などのオリジナル同様に才能にあふれているのだが、いかんせんティーンゆえの心の不安定さを持っている。
そして学園や国からはオリジナルが残した功績を超えることを期待されており、そのプレッシャーに悩んでいるクローンもいるのだ。
非クローンである凡人の史良と接することは、そんなクローンたちにとって清涼剤であるかもしれないし、また、プレッシャーを背負わない史良に苛立ちを募らせることもある。
私の注目どころはココ!
読んでいておもしろいのが、自分の中にある偉人たちのイメージと、漫画のキャラとの共通点やギャップ。
あとは序盤からストーリー全体を包んでいるであろうナゾの一片が示され、それを追う楽しさがある。
1,2巻同時発売でとりあえず1巻のみ買ったのだが、2巻も買わねば!
ファンは要入手のオマケつき
そして1巻には、ポストカードくらいの紙にコピーされた著者からのメッセージと登場人物たちのイラストのオマケつきだった。
著者のブログにも、オマケのことが書いてある。ちなみに私が買った本屋は、池袋のジュンク堂だ。