弐瓶勉の漫画は現象を描いている
『アバラ』上下巻をブックオフで買った。弐瓶先生、ごめんなさい!
ほんの最近からチェックし始めた弐瓶勉の漫画たち。
『BLAME!』は4巻まで、『バイオメガ』3巻まで、『シドニアの騎士』は第1話しか読んでないわけだが、どの作品も世界観に関する説明が少ない。
アバラって、あのアバラのこと??
この『アバラ』もそうだ。
まずタイトル。アバラって、あのアバラだよな......。
なんて疑問を感じても、説明はない(笑)。
白奇居子 vs. 黒奇居子
あらすじは、人間目線からは世界を滅ぼそうとしているように見える怪物「白奇居子(しろがうな)」と、それらに対抗して人間側が開発した「黒奇居子(くろがうな)」との戦いだ(と思う)。
繰り返しになるが説明が少ないので、読者はストーリーを追いながら作品世界を徐々に理解していく。
リアルタイムな出来事
ニュース速報で入ってきた、まだ事情のさだかでない衝撃映像を「え、なにこれなに?」と見るのに似ている。
9.11など。
あなたの知らない世界
ということでたどり着いたのは、弐瓶勉の漫画の多くは現象を描いているということだ。
読者の知らない世界の現象を読者に見せている。
その世界に興味のある読者は食いついてキャラのセリフなどから世界を理解しようとする。
希望? 絶望!? それとも......??
さて、『アバラ』、最後はこれって希望? 絶望!?みたいな終わり方だ。
私は希望ととったが、どんな感想を持つかは読む人しだいだと思う。